12月9日号

安居院貴史(あぐい・たかし)
兵庫県生まれ。近畿大学法学部経営法学科卒業。草津MIDテニスクラブ・コーチ。05、06滋賀県選手権シングルス優勝。草津市在住。
「テニスに明け暮れトップの座」 −テニス選手 安居院貴史さん(25)

滋賀を代表するトッププレーヤーとして活躍する安居院さん
 全国中学生大会ダブルス準優勝、全日本学生選手権ダブルス3位、関西学生大会ダブルス優勝…。そして、草津市に移り住んでからは、2年連続して県選手権でシングルス(今年はダブルスも)優勝して全日本選手権に出場。滋賀を代表するトッププレーヤーとして活躍している。

 「テニスを始めたのは、小学4年生のとき。両親が通っていたテニスクラブに週1回、一緒に行っていました。母には中学の高学年になっても、なかなか勝てませんでした」

 そういう環境に育って、芦屋南高校から大学テニス界の強豪・近畿大学に進学。高校時代は強い相手を求めて、全国でもトップクラスの明石城西高校まで練習に通った。「授業が終わった後、電車で50分かけて通い、帰宅は夜中の11時という生活でした」というが、大学の練習はさらに厳しかった。

 「近畿大学は、僕が入学したころ、全日本学生テニス選手権で団体5連覇をしていた。練習もきつかった。振り回し120球とか、ずいぶんしごかれました。つらかったけど、テニスをやってよかったなと思うのは、当時の先輩や同僚が全国で活躍していて、各地に知人がいることです」

 大学を卒業後、実業団のチームを持っている福岡の会社に入ったが、社長の死去などの事情が重なって、半年後にチームは解散となる。2004年9月、クレセント社に就職、草津MIDテニスクラブのコーチとなり、草津市に移り住んだ。

 「今はコーチの仕事が中心です。練習は週2回、レッスンが終わってコートが空く夜中の11時半から1時までの1時間半だけ。コーチ仲間の人たちが練習相手です。選手としての目標は、全日本選手権で1勝して本戦に進出すること。それから、今年の国体は5位でしたので、もっと上位を目指したい」

 そして、将来の目標は「コーチの仕事を通して、滋賀県から有望な選手を育てたい」という安居院さん。「父は長浜の出身で、滋賀県とは縁があるんです」と笑った。

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