11月18日号

中村香織(なかむら・かおり)
京都市出身。立命館大2回生。中学からゴルフに精進、今年まで4年連続で県アマチュア選手権優勝など目覚ましい戦歴を持つ。栗東市在住。
「ツアー参戦へ日々打ち込み」 −ゴルファー 中村香織さん(20)

ゴルフひと筋に練習に打ち込む中村さん(ミナミ草津ゴルフガーデン)
 しなった体が力強く反転し、快音とともに、ボールは240ヤードの彼方へ。

 驚くほどの彼女の飛距離に、居並ぶおじさんたちが口をあんぐり。草津市のゴルフ練習場で週のうち数日は見られる光景だ。ベストスコア67の実力と聞けば、うなずくしかない。

 運動神経が抜群で、小学生のころは栗東の体育館で体操に励み、将来を嘱望されていた。

 10月、デンマークでの世界体操選手権で活躍した中瀬卓也選手は、いわばそのころの選手仲間だとか。彼女自身もオリンピックが目標だったが、何度ものけがであきらめたという。

 で、中学から、お父さんの勧めでゴルフの道へ。高校までは個人的に練習していたが、立命館大経営学部へ入学してからはゴルフ部にも入った。

 ただし大学は、この4月から届けを出して休学中だ。

 「今こそひと筋に打ち込んで実力を伸ばすチャンスだと、自分に喝を入れるつもりで休学しました。もちろん、卒業も視野にいれてはいますが」

 そんなこともあってか、試合への臨み方が変わってきた。「昨年までは子供子供していたと思います。最近は、落ちついて臨めるようになりました」

 これまでにも関西ジュニア選手権女子15〜17歳の部での優勝など数々の戦績があるが、今年は、県アマチュア選手権で4度目の優勝を果たした。

 また関西女子アマチュア2位タイ、日本女子オープン選手権41位タイ、国体女子22位タイなどと、頑張っている。

 「関西アマチュア2位タイは不満。優勝するつもりでしたから」。また国体では、持病のぜんそくを気にしながらのプレーだったという。

 現在プロテストに挑戦中。先日、2次予選も突破した。今年中に合格し、来年からはツアーを回る予定だ。「高校時代、試合で共に回ったことのある宮里藍さんに早く追いつきたいです」。キャディーのバイトで試合の参加費を稼ぐこともある生活だが、夢は大きい。

 ゴルフの面白さを聞くと「限界のないところ。常に自分に厳しくできる点です」

 限界のない厳しい道を歩む笑顔が輝いていた。

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