9月16日号



写真手前のカニあんかけチャーハンはみそ汁付きで650円。奥は海老マヨネーズソース550円

草津 お食事処・中華料理 ときわ

 味に定評のある焼き飯は500円、うどんは250円から。庶民派の価格と味を守り続けるお店です。厨房で腕を振るうのは、中華料理の専門店で修業を積んだ北川康裕さん。「家族そろって気軽に食べにきていただけるようにと、私の母がここを始めたのは30年前。以来、家族で店を切り盛りすることで、価格も抑えてきました」。康裕さんの作る中華メニューが人気を呼び、いまでは品数が常時100種類を超えます。

 料理には鶏ガラスープがふんだんに使われ、特に「あんかけ」の料理はうまみたっぷりでファンの多い味。親しみやすい通常メニューのほか、宴席では「常連さんも楽しんでもらえる常にない味を」と工夫を凝らした創作中華のコースが人気。懐の深さを感じさせる街の食堂です。

▼大津市 上田憲一さん推薦

077(563)2805
草津市野村3―3―21
日曜・祝日休




そば薯蕷饅頭…170円、比叡の里…同150円(各1個)
豊かな滋味 餡の甘さ穏やか 廣栄堂寿延 そば薯蕷饅頭

 質朴な大津市坂本界わいの町並みをほうふつさせる、風情ある色みと落ち着いた味わい。大正5年創業、旧街道に面した和菓子店「廣栄堂寿延」の「そば薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」の話である。「今でこそそばの産地ではありませんが、比叡山の僧侶が修行の折にそばを食したことから、里坊の町・坂本とそばの深い縁が生まれたのかも…」と若ご主人の藤原規宏さん。

 その所縁(ゆかり)のそば菓子は、すりおろした山芋の生地に砂糖、米粉、そば粉を入れ、自家製の粒餡(あん)を包んでしっとり蒸し上げた「そば薯蕷饅頭」と、小麦粉と卵を加えた生地でこし餡を包んだ焼菓子「比叡の里」の2種。どちらも餡の穏やかな甘さがそばの豊かな滋味を引き立て、そばの風味がふわっと香る。

◆廣栄堂寿延  大津市坂本4丁目12―13  077(578)0064

滋賀新聞TOP京都新聞TOP