1月20日号

黄瀬春奈(きせ・はるな=右)・中村友美(なかむら・ともみ=左)
瀬田漕艇倶楽部所属。’06年朝日レガッタ・ダブルスカル優勝、兵庫国体(女子4人漕ぎ)優勝など。共に滋賀県民スポーツ賞受賞。
「息合う2人のオール」 
−漕艇選手 黄瀬春奈さん(25)、中村友美さん(20)

2006年朝日レガッタ・ダブルスカルでは見事に優勝を果たした黄瀬さんと中村さん
 瀬田中、膳所高でボート部に所属して、全国中学校競漕大会やインターハイで優勝経験がある黄瀬さん(写真左の右側)は、97年から10年連続で国体出場。滋賀県を代表する漕艇選手だ。「中村さんのことは、高校時代から注目していました。倶楽部に入ってきてくれたらいいなと思っていたんです」。

 中学時代はバレーをやっていたという中村さんは、八幡商業高でボートを始める。国体やインターハイなどで頭角を現し卒業後、選手仲間から誘われて05年3月に瀬田漕艇倶楽部に入会。黄瀬さんとペアを組んでの初レースとなった同年5月の朝日レガッタ(ダブルスカル)2位。06年同優勝、のじぎく兵庫国体優勝、アジアマシンローイング大会に日本代表で出場し、それぞれの種目で優勝するなど好成績を収めている。

 「黄瀬さんには、教えてもらうことばかり。緊張しますが、いろいろと勉強になります」

 「とも(友美)はパワーがあるんで、負けたくないなあと思いながら練習しています」

 ダブルスカルは、2人乗りで1人が2本のオールを使って漕ぐ。息の合ったコンビであると同時に、個人となればライバルでもある。2人の目標は、昨年7位に終わった全日本選手権で優勝することだが、個人としては「シングルでも勝って世界選手権に出場する」(黄瀬)「1月から始まるナショナルチームの合宿に参加して、U−23日本代表入りを目指す」(中村)と、それぞれの目標もある。

 漕艇競技は意外性のないスポーツで、練習でできないことが試合でできることはないという。「朝起きて会社へ行って、午後6時には倶楽部に来て2時間の練習。家に帰ってご飯を食べて寝て、また朝起きて…という毎日」だと、2人は顔を見合わせて笑う。土・日曜は朝8時から。練習は、湖上だけではない。筋肉トレーニングやランニング、ローイングマシンでの単調な練習が続く。「ボートは頑張った分だけ強くなる。一番必要なことは、我慢強いことかな」。今年の活躍を期待しよう。

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